変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE樹脂)
エンプラ(エンジニアリングプラスチック)
変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE樹脂、英:modified-Polyphenyleneether)はエンプラの一つで、
ポリフェニレンエーテル(PPE樹脂)に耐衝撃性ポリスチレン(HIPS樹脂)を配合し、
加工性と耐衝撃性を強化した素材になります。
1960年代にGE(ゼネラル・エレクトリック)がPPE樹脂を発明、m-PPE樹脂の販売を開始し、
優れた難燃性・耐熱性から電気・電子機器の筐体として長年活躍してきましたが、
ABS樹脂等の難燃化技術の発達や電子部品の発熱量低減によりm-PPE樹脂の優位性が崩れている状況です。
m-PPE樹脂の主な特徴は、
等があります。
主な用途としては、「家電製品の機構部品」「OA機器のシャーシ」「自動車の外装部品」「ポンプ」等があります。