ポリプロピレン(PP樹脂)

汎用プラスチック

ポリプロピレン(PP樹脂、英:polypropylene)は、5大汎用プラスチックの一つです。

 

ポリプロピレンの特徴としては、

  1. 汎用プラスチックの中で最高の耐熱性および比重の軽さをもつ
  2. 安価で量産しやすい
  3. 強度が高い
  4. 耐薬品性が高い
  5. 防水性・防湿性が高い
  6. 無色透明

といった点が挙げられます。

 

その一方で、

  1. 塗装・着色に不向き
  2. 紫外線に弱く耐候性が低い

といった欠点があります。
なお、酸化防止剤を添加することで耐候性の低さを補うことが可能です。

 

生産量はポリエチレンに次いで第2位で、主な用途としては電子レンジ対応の食品容器・包装、自動車部品、医療用注射器、文房具・雑貨、その他日用品があります。

 

ポリエチレンとの違いがよく話題に上がりますが、ポリプロピレンの方が融点が高く、強度・硬度が高い、耐候性が低いといった違いがあります。

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