ポリプロピレン(PP樹脂)
汎用プラスチック
ポリプロピレン(PP樹脂、英:polypropylene)は、5大汎用プラスチックの一つです。
ポリプロピレンの特徴としては、
- 汎用プラスチックの中で最高の耐熱性および比重の軽さをもつ
- 安価で量産しやすい
- 強度が高い
- 耐薬品性が高い
- 防水性・防湿性が高い
- 無色透明
といった点が挙げられます。
その一方で、
- 塗装・着色に不向き
- 紫外線に弱く耐候性が低い
といった欠点があります。
なお、酸化防止剤を添加することで耐候性の低さを補うことが可能です。
生産量はポリエチレンに次いで第2位で、主な用途としては電子レンジ対応の食品容器・包装、自動車部品、医療用注射器、文房具・雑貨、その他日用品があります。
ポリエチレンとの違いがよく話題に上がりますが、ポリプロピレンの方が融点が高く、強度・硬度が高い、耐候性が低いといった違いがあります。