アクリル(PMMA樹脂)
汎用プラスチック
アクリル(PMMA樹脂、英:acrylic resin)は、5大汎用プラスチックの一つで、
透明固形材はポリメタクリル酸メチル樹脂(英:Polymethyl methacrylate)と呼ばれることから、
工業用材料としてはPMMAの略称が一般に使われています。
極めて高い透明性が最大の特徴で、PC樹脂・PET樹脂・PVC樹脂と並んで4大透明樹脂の一つに数えられています。
一般的なガラスを超える94%の光透過率を誇るため、「有機ガラス」と呼称される場合もあります。
主な特徴としては、
- 透明性
- 機械的強度が高い
- 耐候性
- 安価で量産向き
- 耐衝撃性
- 加工性(切削性・成形性)
- 撥水性
等があります。
欠点としては、
- 耐熱性が低い
- 耐薬品性が低い(但し酸性には耐性をもつ)
といったものがあります。
主な用途としては、コロナ禍で需要が急増したパーテーション(アクリル板)をはじめ、
「自動車・建築の窓材」「照明器具のカバー」「OA機器」「家具」「その他雑貨・日用品」等があります。